「水」の不思议
水のおいしさは温度によって大きく左右されます。生ぬるくなったミネラルウォーターが少しもおいしくないのはそのせいです。
では冷たい水だから、なぜおいしいのでしょうか。のどごしがさわやかだから、と谁でも考えますが、じつはそれだけではありません。①一定の冷たさは味覚そのものにも働きかけるのです。
冷たくておいしいと感じる水の温度は、体温マイナス25度Cくらいといわれます。ですから、11度C前後の水がいちばんおいしいことになります。大势の人に実験してみても、この结果は変わりません。
この温度の水は、舌の表面にある味覚神経のなかの、酸味を感じる部分を刺激して脳に合図を送っているようです。ちょうど、レモン水のような効果が温度によって表れることになります。
谷川のわき水などを口に含んだとき、②爽快な甘みさえ感じるという人もいますが、确かに、砂糖水の甘みではなくもっとキリッとした甘みです。どちらかといえばレモン水に近いわけで、これも水の冷たさが味覚神経を刺激したからでしょう。
酸味には気持ちの紧张をやわらげる働きがあります。冷たい水をコップいっぱい饮んだだけで、不思议に紧张感が消えて落ち着いた気分になるのも、この酸味の刺激のせいなのです。
生ぬるい:少しぬるい
のどごし:食べ物や饮み物がのどを通る时の感じ
味覚:味を感じる感覚
酸味:酸っぱい味
わき水:地面の下からわいて出る水
爽快な:さわやかで気持ちがいいこと
キリっとした:强い鋭い
紧张をやわらげる:紧张を少なくする
问1 ①「一定の冷たさは味覚そのものにも働きかける」とあるが、どういう意味か。
1 冷たい水ほど味覚神経を働かせる効果があるという意味
2 ある温度の水は味覚神経を刺激するという意味
3 味覚神経は体温によって働き方が変わるという意味
4 冷たい水でも体温によってはおいしくないと感じるという意味
问2 ②「爽快な甘みさえ感じる」とあるが、それはなぜか。
1 酸味があるから
2 冷たすぎて味覚神経を刺激しないから
3 砂糖水の甘みが含まれている
4 舌の表面にある味覚神経が刺激されるから
问3 笔者によると、最も落ち着いた気分になれるのは次のうちどれを饮んだ时か。
1 11度C前後の水
2 体温より冷たい水
3 生ぬるいミネラルウォーター
4 レモンを入れた谷川の水
正解:2 4 1
